アメリカのカラフルなお菓子を見ると荒野を爆走するトラックが思い浮かぶ【食品と色彩】
皆さんこんにちは!猫仮面です。
先日、出張で静岡県に行ってまいりました。富士山が大きく、更に雄大に見ることができました。
以前「富士山の絵を描くとなんで青いのよ」というお話をしましたが、富士山の青さはその距離に関わりがあります。
富士山のイラストが青いのは、遠く離れた人にも愛されているから
今回の出張ではかなり近づいたと思いましたがやっぱり青かったです。私と富士山の距離はまだまだ遠いのでしょうね…大好きなんですけどね…切ない。
出張の新幹線でカラフルなお菓子を食べていて思ったのですが、海外のお菓子はなんであんなに激しい色なんでしょうね。
まぁ簡単にまとめることは難しいので、やめておきましょう。
又の機会に。
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まって!まだ閉じないで!こんな!ジョーク!アメリカンジョーク!!!
広大なアメリカではこんなちっぽけなジョークたいしたことないのよ!!
もくじ
アメリカは意味不明なくらい広い
日本のスーパーで 朝採れ野菜 なんて書いてあったら「あらいいじゃない、新鮮なのね!」とついつい手が伸びてしまいますね。ここは小さな島国ですから。
ところ変わってアメリカ。
こちらは端から端までは4000キロ。車で42時間くらいでしょうかね。
それだけの時間が経つと朝採れ野菜も端っこにつくころにはカッサカサ。変色によって鮮やかさが落ちるので、購買欲が劇的に削がれます。
さすがに端から端まで「朝採れ野菜ですから!!!!待っててね!!!!!」と言いながら運ぶのは無理があるとしても、かなり広い国土で生活しているわけです。日本では考えられないくらいの長距離で、食品を輸送しなければいけないことも多々あるでしょう。
こんな点から食べ物の変色を防ぐことがスーパーに食品を並べるにあたって必須条件となりました。
劣化への抵抗と費用の問題
ビール瓶はなぜ茶色いのか?の記事でも触れましたが、太陽光がは食品の栄養素を破壊したり、風味を変えてしまったりする強いエネルギーを持っています。
ビール瓶が茶色いのは、とある「波」に抵抗しているから【食品と色彩】
ビールの例では瓶に色を付けて太陽光から中身を守りましたが、今回は少し発想が違います。食品の変色に立ち向かうために「食品そのものに何かしら手を加えよう!」と考えました。
そこで注目されたのが太陽光や時間の経過に強く、少量で色付けが可能な合成着色料。費用も安く抑えられることもあり、食料製造業者が飛びついたんです。
- 製造コストの削減
- ブランドらしさを体現するため
こんな理由から食品に使用される合成着色料がどんどん増えていきました。
ほら、あのお口で溶けて、手で溶けないカラフルなチョコとか…
昔からあったのは、バターへの着色(しかもチョークで!)。牛の牧草消費量が減る時期はバターの色が薄くなるため、なるべく1年中同じ黄色になるように色付けをしていたそうです。
アメリカに限らずどこの国でも着色料はもはや普通に使われています。ですが現代では人体にできる限り影響がないように規定が設けられています。
ただアメリカのあの「色使いの激しさ」は頭一つ抜けていていることは言うまでもありません。
食欲と強い関係性をもっている色
ここまでで食品の色と購買意欲には、強い結びつきがあることがおわかりいただけたかと思います。
大前提として赤やオレンジや黄色などの暖色系は食欲を増長する色であったり、緑は葉物の野菜を想像させることから健康的な印象を与える傾向があります。
赤ならリンゴやトマト!黄色ならバナナ!など色から特定の食品を連想させることもありますね。
消費者の購買をそそるためには色をはじめとした「見た目の要素」はとても重要になってきます。
私の友人はいつも驚くほど甘くておかしな色のお菓子をよく食べていますが、出口からは普通の色のものが出てくるそうなので、人体ってすごいですね。
色彩知識とカラフルなお菓子のうんちくまとめ
- アメリカ食品がカラフルなのは、その広い国土に関係がある
- 長い距離を輸送しているうちに起こる商品の劣化(鮮やかさが落ちる)を補正するため、着色料が使われるようになった
- お菓子などは着色料をつかってブランドイメージを作っている場合もある
- 現代では人体に影響がないよう、各国で着色料の規定がある
- 食品の色と購買意欲には強い結びつきがある
さて、アメリカ大陸を横断するほどの色の旅はいかがでしたでしょうか。荒野を爆走するトラックを想像するとちょっとドキュメンタリーっぽくないですか。
(※荒野を爆走というのはあくまでもイメージですよ、イメージ。)
え?猫仮面の素顔は何色かって?
ふふふふふ…
それはまた別のお話。
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